化学略語の検索サイト→Nanoniele
EtOH: ethanol
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=EtOH)
大量に使用したのは、修士課程に進んでからでした。
ホスホン酸エステル等の高極性の化合物を取り扱うようになり、MPLCで精製しようとすると、酢酸エチルを流しでもシリカゲルカラムに引っかかったまま出てこなくなったのです。
いい展開溶媒がないかと溶剤貯蔵庫へ足を運ぶと、大量のエタノール缶が。これだ!とエタノールを使うことになったのです。これがブーム(?)となり、私を含め学生達は湯水のようにエタノールを廃液にしていきました。廃液タンクが足りなくなり、エタノール廃液をエタノールの入っていた一斗缶にストックしていたほどです。
ストックがなくなるにつれ、「そろそろ買わないとな〜」とかいう話になった時に、私たち学生は気づかされました。
ストックしていたエタノールが免税品であること、そして、免税品は年に一度しか納品されないことを。
その後の記憶はありませんが、EtOH=江藤という刷り込みはなぜか残っています。
Monday, April 30, 2012
Saturday, April 28, 2012
【Nanoniele】今週の強化
化学略語の検索サイト→Nanoniele
今週はNanonieleの検索の柔軟性の強化を行ってきました。
Nanonieleでは、システムの改善のために、ヒットしなかった検索キーワードをサーバ上に保存しています。
ヒットしなかったキーワードをチェックすると、Nanonieleに登録されていないものよりも、キーワードの違いにより惜しくもヒットしなかったものが多いことがわかりました。
よくあるのが
・ピリオドがある(又はない)
・"and"がある(又はない)
・"the"がある(又はない)
・カンマがある(又はない)
・スペースが多い(又は少ない)
でしたので、これらの、ちょっとしたキーワードの違いを無視するよう、スクリプトに手を加えました。これで、ヒットする確率がかなり上がるのではないかと思われます。
また、typoが原因でヒットに至らなかったキーワードについても、正しいと思われるキーワードでヒットするようにもしました(これからデータを集めます)。
将来的には、データベースのインデック化もしたいと思っています。
今後ともNanonieleをよろしくお願いします
C-H Activation of Isobutylene Using Frustrated Lewis Pairs: Aluminum and Boron σ-Allyl Complexes (Ménard, G.; Stephan, D. W. Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 4409-4412.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201200328/abstract
Selective iron-catalyzed transfer hydrogenation of terminal alkynes (Wienhöfer, G.; Westerhaus, F. A.; Jagadeesh, R. V.; Junge, K.; Junge, L.; Beller, M. Chem. Commun. 2012, 48, 4827-4829.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc31091k
A vapoluminescent Eu-based metallo-supramolecular polymer (Sato, T.; Higuchi, M. Chem. Commun. 2012, 48, 4947-4949.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc30972f
理研、腸内環境のバランス保つ受容体を発見 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120427eaal.html
東大、炭酸カリウムの劣化機構解明-白金触媒の半減に道 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420120427eaaq.html
Tunnelling control of chemical reactions – the organic chemist's perspective (Ley, D.; Gerbig, D.; Schreiner, P. R. Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3781-3790.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07170c
東京都市大、ゲルマニウム量子ドット使用した発光デバイス開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120426eaaa.html
経産省委、再生エネ買い取り価格案を提示-太陽光42円、風力23.1円 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120426abbk.html
JST事業でベンチャー設立 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/25-6372.html
Synthesis of Titanium CCC-NHC Pincer Complexes and Catalytic Hydroamination of Unactivated Alkenes (Gelgert, T. R.; Hollis, T. K.; Valente, E. V. Organometallics 2012, 31, 3002-3009.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/om2010436
今週はNanonieleの検索の柔軟性の強化を行ってきました。
Nanonieleでは、システムの改善のために、ヒットしなかった検索キーワードをサーバ上に保存しています。
ヒットしなかったキーワードをチェックすると、Nanonieleに登録されていないものよりも、キーワードの違いにより惜しくもヒットしなかったものが多いことがわかりました。
よくあるのが
・ピリオドがある(又はない)
・"and"がある(又はない)
・"the"がある(又はない)
・カンマがある(又はない)
・スペースが多い(又は少ない)
でしたので、これらの、ちょっとしたキーワードの違いを無視するよう、スクリプトに手を加えました。これで、ヒットする確率がかなり上がるのではないかと思われます。
また、typoが原因でヒットに至らなかったキーワードについても、正しいと思われるキーワードでヒットするようにもしました(これからデータを集めます)。
将来的には、データベースのインデック化もしたいと思っています。
今後ともNanonieleをよろしくお願いします
C-H Activation of Isobutylene Using Frustrated Lewis Pairs: Aluminum and Boron σ-Allyl Complexes (Ménard, G.; Stephan, D. W. Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 4409-4412.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201200328/abstract
Selective iron-catalyzed transfer hydrogenation of terminal alkynes (Wienhöfer, G.; Westerhaus, F. A.; Jagadeesh, R. V.; Junge, K.; Junge, L.; Beller, M. Chem. Commun. 2012, 48, 4827-4829.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc31091k
A vapoluminescent Eu-based metallo-supramolecular polymer (Sato, T.; Higuchi, M. Chem. Commun. 2012, 48, 4947-4949.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc30972f
理研、腸内環境のバランス保つ受容体を発見 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120427eaal.html
東大、炭酸カリウムの劣化機構解明-白金触媒の半減に道 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420120427eaaq.html
Tunnelling control of chemical reactions – the organic chemist's perspective (Ley, D.; Gerbig, D.; Schreiner, P. R. Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3781-3790.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07170c
東京都市大、ゲルマニウム量子ドット使用した発光デバイス開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120426eaaa.html
経産省委、再生エネ買い取り価格案を提示-太陽光42円、風力23.1円 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120426abbk.html
JST事業でベンチャー設立 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/25-6372.html
Synthesis of Titanium CCC-NHC Pincer Complexes and Catalytic Hydroamination of Unactivated Alkenes (Gelgert, T. R.; Hollis, T. K.; Valente, E. V. Organometallics 2012, 31, 3002-3009.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/om2010436
Friday, April 27, 2012
【本日の化学略語】LAH
化学略語の検索サイト→Nanoniele
LAH: lithium aluminium hydride
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=LAH)
学部の卒業研究を始めて3ヶ月後くらいでしょうか。トルエンを乾燥するために使用したのが初めてでした。
今でこそ乾燥トルエンは市販されていますが、当時はLAHで乾燥し、蒸留したものをストックしていました。LAHを使った実験での爆発事故等があまり報告されていない頃でしたから、ヘキサンや他の炭化水素系溶媒の乾燥にLAHを使うことはわりとポピュラーでした。
で、トルエンを乾燥、蒸留後、蒸留釜に残っているLAHをつぶそうと、EtOHを加えたところ、加えた量が多かったのでしょう、釜から吹き出してきました。そばで見ていた先輩があわてて洗面器で受け止めてことなきを得ましたが、かなり怖い思いをした記憶があります。この経験は、LAHやナトリウム等の処理に対して、私をかなり慎重にさせました。
ところで、トルエンやヘキサンの乾燥ですが、上述の通り、私の所属していた研究室ではLAHを使っていたわけですが、隣の研究室ではナトリウムワイヤー、階下の研究室ではナトリウム−カリウムを使用していました。どちらの研究室も、水に弱い有機金属を扱っていましたので、要求する乾燥の度合いにあわせて使い分けていたようですが、火災報知器と消火器と、乾燥剤のイメージがリンクしているのは、リンクするような経験があったからなのでしょう。
LAH: lithium aluminium hydride
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=LAH)
学部の卒業研究を始めて3ヶ月後くらいでしょうか。トルエンを乾燥するために使用したのが初めてでした。
今でこそ乾燥トルエンは市販されていますが、当時はLAHで乾燥し、蒸留したものをストックしていました。LAHを使った実験での爆発事故等があまり報告されていない頃でしたから、ヘキサンや他の炭化水素系溶媒の乾燥にLAHを使うことはわりとポピュラーでした。
で、トルエンを乾燥、蒸留後、蒸留釜に残っているLAHをつぶそうと、EtOHを加えたところ、加えた量が多かったのでしょう、釜から吹き出してきました。そばで見ていた先輩があわてて洗面器で受け止めてことなきを得ましたが、かなり怖い思いをした記憶があります。この経験は、LAHやナトリウム等の処理に対して、私をかなり慎重にさせました。
ところで、トルエンやヘキサンの乾燥ですが、上述の通り、私の所属していた研究室ではLAHを使っていたわけですが、隣の研究室ではナトリウムワイヤー、階下の研究室ではナトリウム−カリウムを使用していました。どちらの研究室も、水に弱い有機金属を扱っていましたので、要求する乾燥の度合いにあわせて使い分けていたようですが、火災報知器と消火器と、乾燥剤のイメージがリンクしているのは、リンクするような経験があったからなのでしょう。
Thursday, April 26, 2012
【本日の化学略語】TPP
化学略語の検索サイト→Nanoniele
TPP: triphenylphosphine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TPP)
大学4年生の時、こっそりやった実験で初めて使いました。
当時私は3塩化イッテルビウムというルイス酸を扱っていたのですが、単独では有機系溶媒に対する溶解性が低く、配位子を添加すれば溶解性が上がり、ルイス酸としての3塩化イッテルビウムの機能を発揮してくれるのではと思ったのです。
結果は…TPPではダメ、でした。
3塩化イッテルビウムが溶解するよう、様々な配位子を試しましたが、結局見つからないままでした。後に様々な配位子のイッテルビウム錯体が報告されましたが、リン系の配位子は難しいようです。
パラジウムとイッテルビウムの違いを強く印象づけられたのは、いい経験だったと思います。
トリフェニルホスフィンはその後の研究でも時々取り扱いました。遷移金属触媒の配位子として使用したこともありますし、有機合成の出発物質として使用したこともあります。市販品は以前はフレーク上だったのですが、最近は水酸化ナトリウム等と同じ形状のペレットになり、驚いたのを憶えています。
そのことをすっかり忘れた私は、学生さんに「量りにくい?割るといいよ」とアドバイスしてしまい、学生さんを苦しめたのでした。
TPP: triphenylphosphine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TPP)
大学4年生の時、こっそりやった実験で初めて使いました。
当時私は3塩化イッテルビウムというルイス酸を扱っていたのですが、単独では有機系溶媒に対する溶解性が低く、配位子を添加すれば溶解性が上がり、ルイス酸としての3塩化イッテルビウムの機能を発揮してくれるのではと思ったのです。
結果は…TPPではダメ、でした。
3塩化イッテルビウムが溶解するよう、様々な配位子を試しましたが、結局見つからないままでした。後に様々な配位子のイッテルビウム錯体が報告されましたが、リン系の配位子は難しいようです。
パラジウムとイッテルビウムの違いを強く印象づけられたのは、いい経験だったと思います。
トリフェニルホスフィンはその後の研究でも時々取り扱いました。遷移金属触媒の配位子として使用したこともありますし、有機合成の出発物質として使用したこともあります。市販品は以前はフレーク上だったのですが、最近は水酸化ナトリウム等と同じ形状のペレットになり、驚いたのを憶えています。
そのことをすっかり忘れた私は、学生さんに「量りにくい?割るといいよ」とアドバイスしてしまい、学生さんを苦しめたのでした。
Wednesday, April 25, 2012
【本日の化学略語】DMI
化学略語の検索サイト→Nanoniele
DMI: 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMI)
希土類金属で有機化合物の還元を行う際に、添加剤として使用したのが初めてでした。長い間使っていましたが、この還元反応に関連する研究でだけ、使ってました。
この化合物を扱うまでは、HMPAを使用していました。HMPAは発がん性の疑いがあり、反応を行いながらDMIの代替品としての可能性を調べてました。
還元「反応」に限れば、HMPAをDMIに替えて問題はありませんでした、反応に関しては、です。反応後ですが、例えば、THF溶媒中のHMPAは、エーテル抽出と飽和食塩水洗浄でほぼ完全に除去できますが、DMIではかなり残ります。シリカゲルカラムでも、極性の高い化合物とDMIの分離には苦労するかもしれません。また、研究上必要な、反応中間体や錯体の単離(結晶化)も、HMPAでできたことがDMIではできませんでした。
DMIの他に、TMUやDMPU等いろいろ試しましたが、HMPAに勝る者なしで現在に至っています。
DMI: 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMI)
希土類金属で有機化合物の還元を行う際に、添加剤として使用したのが初めてでした。長い間使っていましたが、この還元反応に関連する研究でだけ、使ってました。
この化合物を扱うまでは、HMPAを使用していました。HMPAは発がん性の疑いがあり、反応を行いながらDMIの代替品としての可能性を調べてました。
還元「反応」に限れば、HMPAをDMIに替えて問題はありませんでした、反応に関しては、です。反応後ですが、例えば、THF溶媒中のHMPAは、エーテル抽出と飽和食塩水洗浄でほぼ完全に除去できますが、DMIではかなり残ります。シリカゲルカラムでも、極性の高い化合物とDMIの分離には苦労するかもしれません。また、研究上必要な、反応中間体や錯体の単離(結晶化)も、HMPAでできたことがDMIではできませんでした。
DMIの他に、TMUやDMPU等いろいろ試しましたが、HMPAに勝る者なしで現在に至っています。
Tuesday, April 24, 2012
【本日の化学略語】DIBAL-H
化学略語の検索サイト→Nanoniele
HIBAL-H: diisobutylaluminum hydride
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DIBAL-H)
TBDMS保護された乳酸メチルを還元してアルデヒドにするために使用したのが最初でした。
DIBAL-Hを使う人が研究室におらず、また、下手な取り扱いをすると発火するという話を聞いていたので、ヒヤヒヤしながらキャヌラーで滴下漏斗に移したのを覚えています。確かAldrichのボトルから移したと思うのですが、どこまでフタを取ればいいのか、悩みました。まずスクリューキャップを取りました。現れたのは金属のキャップ、真ん中は穴があいていて、紙のようなものが見えました。紙のようなところにキャヌラーを刺せばよかったのですが、初めて使った時にはそれがわからなかったのです。「キャップをはずせばきっとセプタムのようなものがあるんだろう」と、栓抜きでキャップを外すと…現れたのは液面でした。
そう、溶液を外気と接触させたのです。「発火するかも」と、緊張はmaxに達しました。大急ぎで金属キャップを元通りにもどしました。結局何事も起こらず、キャヌラーによる溶液の移動も無事に終わりました。
収率は、文献記載の数値と同じくらいだったと思います。
HIBAL-H: diisobutylaluminum hydride
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DIBAL-H)
TBDMS保護された乳酸メチルを還元してアルデヒドにするために使用したのが最初でした。
DIBAL-Hを使う人が研究室におらず、また、下手な取り扱いをすると発火するという話を聞いていたので、ヒヤヒヤしながらキャヌラーで滴下漏斗に移したのを覚えています。確かAldrichのボトルから移したと思うのですが、どこまでフタを取ればいいのか、悩みました。まずスクリューキャップを取りました。現れたのは金属のキャップ、真ん中は穴があいていて、紙のようなものが見えました。紙のようなところにキャヌラーを刺せばよかったのですが、初めて使った時にはそれがわからなかったのです。「キャップをはずせばきっとセプタムのようなものがあるんだろう」と、栓抜きでキャップを外すと…現れたのは液面でした。
そう、溶液を外気と接触させたのです。「発火するかも」と、緊張はmaxに達しました。大急ぎで金属キャップを元通りにもどしました。結局何事も起こらず、キャヌラーによる溶液の移動も無事に終わりました。
収率は、文献記載の数値と同じくらいだったと思います。
Monday, April 23, 2012
【本日の化学略語】DMAP
化学略語の検索サイト→Nanoniele
DMAP: N,N-dimethyl-4-aminopyridine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMAP)
乳酸メチルのヒドロキシ基をTBDMS保護する時に使用したのが初めてでした。
TEAだけでは反応の進行が遅いので、触媒量のDMAPを加えて反応を加速させるという、よくある手法です。「DMAPが安ければTEAの代わりに等モル使うのに」としばしば思ってました。
DMAP、反応後、抽出等でしっかり除去できれば問題ないのですが、反応後の後処理で混合物中に残っていると、精鋭物の単離に失敗したり、苦労したりしてました。蒸留中に謎の結晶が析出したり、単離できたと思われる生成物のNMRスペクトルに謎のシングレットがあったり、元素分析を行うと、ありもしない窒素が数%出てきたり、と。
まあ、だいたいは、私のいい加減さが原因です。
DMAP: N,N-dimethyl-4-aminopyridine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMAP)
乳酸メチルのヒドロキシ基をTBDMS保護する時に使用したのが初めてでした。
TEAだけでは反応の進行が遅いので、触媒量のDMAPを加えて反応を加速させるという、よくある手法です。「DMAPが安ければTEAの代わりに等モル使うのに」としばしば思ってました。
DMAP、反応後、抽出等でしっかり除去できれば問題ないのですが、反応後の後処理で混合物中に残っていると、精鋭物の単離に失敗したり、苦労したりしてました。蒸留中に謎の結晶が析出したり、単離できたと思われる生成物のNMRスペクトルに謎のシングレットがあったり、元素分析を行うと、ありもしない窒素が数%出てきたり、と。
まあ、だいたいは、私のいい加減さが原因です。
Friday, April 20, 2012
【本日の化学略語】TEA
化学略語の検索サイト→Nanoniele
TEA: triethylamine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TEA)
さんくろとアルコールからエステルを合成したり、Heck反応やSuzuki-Miyaura反応を行う時の、塩基として広く使われる化合物です。
乳酸メチルのヒドロキシ基をTBDMS保護する時に使用したのが初めてでした。感想は「アンモニア臭い!」と、ふつうでした。
TEAにはエステル、アミド、ホスホン酸ジアミド、リン酸エステルの合成等、ずっとお世話になっています。反応後、TEAはハロゲン化水素塩となり、生成物を単離する際にはこれを除去しなくてはならないわけです。除去の方法としては抽出とろ過が主に考えられますが、私はほとんど「ろ過」を選択していました。廃液の量が少なくて済むので。反応溶媒とろ過後の洗浄溶媒も同じにしてました。これも、溶媒を回収して再利用するためです。アンモニウム塩が融けるような溶媒は反応には使わないようにしていました。
溶媒の回収と再利用ですが、当初は研究費の節約のためにやってました。でも、最近は廃棄物の削減のために溶媒の回収と再利用をしています。実験の容量と廃棄物の量は反比例するというのが私の考えです。
TEA: triethylamine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TEA)
さんくろとアルコールからエステルを合成したり、Heck反応やSuzuki-Miyaura反応を行う時の、塩基として広く使われる化合物です。
乳酸メチルのヒドロキシ基をTBDMS保護する時に使用したのが初めてでした。感想は「アンモニア臭い!」と、ふつうでした。
TEAにはエステル、アミド、ホスホン酸ジアミド、リン酸エステルの合成等、ずっとお世話になっています。反応後、TEAはハロゲン化水素塩となり、生成物を単離する際にはこれを除去しなくてはならないわけです。除去の方法としては抽出とろ過が主に考えられますが、私はほとんど「ろ過」を選択していました。廃液の量が少なくて済むので。反応溶媒とろ過後の洗浄溶媒も同じにしてました。これも、溶媒を回収して再利用するためです。アンモニウム塩が融けるような溶媒は反応には使わないようにしていました。
溶媒の回収と再利用ですが、当初は研究費の節約のためにやってました。でも、最近は廃棄物の削減のために溶媒の回収と再利用をしています。実験の容量と廃棄物の量は反比例するというのが私の考えです。
【Nanoniele】Googleのbotが無限ループに
Nanonieleの検索結果表示のページには、WebページにNanonieleの検索窓を埋め込むためのHTMLソースコードが貼られています。
このソースコードは、Spam対策として、表示される度に内容が変わっています。tがとびとびに並んでいるあたりがそれです。
Googleのbotさんがこの検索窓のサンプルからWebを辿ってきますが、表示される度に変わるので、同じ内容であると判断せず、また検索窓のサンプルから先に進もうと…
結果としてGoogleのbotさんは同じところをぐるぐると廻ってしまっているのです。
100会も廻ればトップ画面に飛ばされますので、管理人はあまり気にしてません。
能天気な管理人ですが、今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
太陽活動に異変、地球寒冷期の前兆か? (SciencePortal)
http://scienceportal.jp/news/daily/1204/1204201.html
帝人ファイバー 今年度に400ナノ品量産 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/20-6311.html
Gallium(III) Triflate: An Efficient and a Sustainable Lewis Acid Catalyst for Organic Synthetic Transformations (Prakash, G. K. S.; Olah, G. A. Acc. Chem. Res. 2012, 45, 565-577.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ar2002039
東北大、ナノワイヤを非晶質合金から大量合成 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120420eaaf.html
富士通、人為ミスの要因を自動抽出するリスク分析ソフト開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220120420bfac.html
vol.451:ハイブリッド教員のふぁかるてぃ雑記帳 第17回 「餅は餅屋」の巻 (eラーニングかもしれないBlog)
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/ba19e926eb08477afd652c87ad2bef41
このソースコードは、Spam対策として、表示される度に内容が変わっています。tがとびとびに並んでいるあたりがそれです。
Googleのbotさんがこの検索窓のサンプルからWebを辿ってきますが、表示される度に変わるので、同じ内容であると判断せず、また検索窓のサンプルから先に進もうと…
結果としてGoogleのbotさんは同じところをぐるぐると廻ってしまっているのです。
100会も廻ればトップ画面に飛ばされますので、管理人はあまり気にしてません。
能天気な管理人ですが、今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
太陽活動に異変、地球寒冷期の前兆か? (SciencePortal)
http://scienceportal.jp/news/daily/1204/1204201.html
帝人ファイバー 今年度に400ナノ品量産 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/20-6311.html
Gallium(III) Triflate: An Efficient and a Sustainable Lewis Acid Catalyst for Organic Synthetic Transformations (Prakash, G. K. S.; Olah, G. A. Acc. Chem. Res. 2012, 45, 565-577.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ar2002039
東北大、ナノワイヤを非晶質合金から大量合成 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120420eaaf.html
富士通、人為ミスの要因を自動抽出するリスク分析ソフト開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0220120420bfac.html
vol.451:ハイブリッド教員のふぁかるてぃ雑記帳 第17回 「餅は餅屋」の巻 (eラーニングかもしれないBlog)
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/ba19e926eb08477afd652c87ad2bef41
Thursday, April 19, 2012
【本日の化学略語】TfOH
化学略語の検索サイト→Nanoniele
TfOH: trifluoromethanesulfonic acid
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TfOH)
先輩が触媒合成で使用しているのを見たのが出逢いでした。
自分の実験で使ったのは修士課程の1年生の時。ランタノイド酸化物とTfOHからランタノイドトリフルオロメタンスルホン酸塩を作り、これを触媒とする新反応の開発を行っていました。
TfOHはアンプルに入っていましたので、開けなければいけないのですが、バーナーのある実験室は6階、私が普段実験を行っている部屋は4階にありましたので、開けて白煙がもうもうと上がるアンプル持って廊下を移動するわけにはいかず、結局、傷を入れたアンプルの先端にクランプをぶつけて折ってました。
手首のスナップを効かせるのがミソです。もちろん、ドラフトでやってましたが、真似しないように。
TfOH: trifluoromethanesulfonic acid
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TfOH)
先輩が触媒合成で使用しているのを見たのが出逢いでした。
自分の実験で使ったのは修士課程の1年生の時。ランタノイド酸化物とTfOHからランタノイドトリフルオロメタンスルホン酸塩を作り、これを触媒とする新反応の開発を行っていました。
TfOHはアンプルに入っていましたので、開けなければいけないのですが、バーナーのある実験室は6階、私が普段実験を行っている部屋は4階にありましたので、開けて白煙がもうもうと上がるアンプル持って廊下を移動するわけにはいかず、結局、傷を入れたアンプルの先端にクランプをぶつけて折ってました。
手首のスナップを効かせるのがミソです。もちろん、ドラフトでやってましたが、真似しないように。
Wednesday, April 18, 2012
【本日の化学略語】DMSO
化学略語の検索サイト→Nanoniele
DMSO: dimethyl sulfoxide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMSO)
向山アルドール反応で得られた生成物を加水分解して得られたカルボン酸の生成を確認するために使用したのが初めてでした。
使用量は約0.5 mL。DMSOといっても、重DMSOでした。NMR測定が目的でしたので。カルボン酸は、絶対配置を決定するために比旋光度を測定するためにも使用しました。装置は当時の助手さんの部屋にあり、装置もセルも、溶媒も高価だし、背後に助手さんはいるわで、「どないや〜?」ビクビクしながら測定をしていた記憶があります。
さて、DMSOですが、学部の4年生の時に使用したわけですが、次に使ったのは、その15年後。やはり使用目的はNMR。DMFや他の非プロトン性極性溶媒は頻繁に使っていたのに、DMSOだけはなぜか縁がありませんでした。ラボでは頻繁に使われていたのですが…。
DMSO: dimethyl sulfoxide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DMSO)
向山アルドール反応で得られた生成物を加水分解して得られたカルボン酸の生成を確認するために使用したのが初めてでした。
使用量は約0.5 mL。DMSOといっても、重DMSOでした。NMR測定が目的でしたので。カルボン酸は、絶対配置を決定するために比旋光度を測定するためにも使用しました。装置は当時の助手さんの部屋にあり、装置もセルも、溶媒も高価だし、背後に助手さんはいるわで、「どないや〜?」ビクビクしながら測定をしていた記憶があります。
さて、DMSOですが、学部の4年生の時に使用したわけですが、次に使ったのは、その15年後。やはり使用目的はNMR。DMFや他の非プロトン性極性溶媒は頻繁に使っていたのに、DMSOだけはなぜか縁がありませんでした。ラボでは頻繁に使われていたのですが…。
【Nanoniele】検索能力向上中
Nanonieleの検索ログのひとつに、リクエストログというものがあります。
リクエストログでは、検索したもののヒットしなかったキーワードを蓄積しています。昨日ちぇっくしてわかったのですが、スペース、ピリオド、カンマのあるなしでヒットしなかったという例がかなりありました。
そこで、キーワードからスペース、ピリオド、カンマを除いてデータベースと照合するように、エンジンを改良しました。
Angew. Chem. Int. Ed.でも、Angew Chem Int Edでも、AngewChemIntEdでも、検索結果は同じです。
また、リクエストログの「惜しい」キーワードから、対応するヒット可能なキーワードをピックアップする機能も付けました。
これで幾分かは検索の効率が上がるのではないかと思われます。
今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
Thermal and Photochemical Crosslinking of Hyperbranched Polyphenylene With Organic Azides (Pötzsch, R.; Volt, B, Macromol. Rapid. Commun. 2012, 33, 635-639.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/marc.201100795/abstract
ルチ将軍登場 (教授ゴルギアス)
http://gorgias.blog.shinobi.jp/Entry/1094/
東京理科大、毛包移植し発毛の機能再生 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020120418eaaf.html
経産省、次世代環境地域への復興プラン策定補助事業で8グループ選定 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120418abbl.html
リクエストログでは、検索したもののヒットしなかったキーワードを蓄積しています。昨日ちぇっくしてわかったのですが、スペース、ピリオド、カンマのあるなしでヒットしなかったという例がかなりありました。
そこで、キーワードからスペース、ピリオド、カンマを除いてデータベースと照合するように、エンジンを改良しました。
Angew. Chem. Int. Ed.でも、Angew Chem Int Edでも、AngewChemIntEdでも、検索結果は同じです。
また、リクエストログの「惜しい」キーワードから、対応するヒット可能なキーワードをピックアップする機能も付けました。
これで幾分かは検索の効率が上がるのではないかと思われます。
今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
Thermal and Photochemical Crosslinking of Hyperbranched Polyphenylene With Organic Azides (Pötzsch, R.; Volt, B, Macromol. Rapid. Commun. 2012, 33, 635-639.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/marc.201100795/abstract
ルチ将軍登場 (教授ゴルギアス)
http://gorgias.blog.shinobi.jp/Entry/1094/
東京理科大、毛包移植し発毛の機能再生 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020120418eaaf.html
経産省、次世代環境地域への復興プラン策定補助事業で8グループ選定 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120418abbl.html
Tuesday, April 17, 2012
【本日の化学略語】TBDMSCl
化学略語の検索サイト→Nanoniele
TBDMSCl: tert-butyldimethylchlorosilane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TBDMSCl)
初めて使用したのは、酢酸エチルのtert-ブチルジメチルシリルエノラートを合成したときでした。
取り扱いにほろ苦い思い出のある液体のTMSClとは異なり、TBDMSClは固体で空気中でも安定。合成したシリルエノラートも、抽出後の希塩酸での洗浄にも十分に耐えられるものでした。このtert-ブチルジメチルシリルエノラート、酢酸エチルのトリメチルシシリルエノラートの合成に苦労している合間に合成したもので、研究で体験した、初めての「スタートが遅くてゴールが早かった」例でした。
安定なtert-ブチルジメチルシリルエノラートですが、サマリウムアルコキシド触媒による向山型アルドール反応を試したところ、望んでいた生成物は全く得られませんでした。とりあえず何らかの化合物が生成していることが、GCで確認できましたので、MPLCでせっせこと確認、NMRを測定するとシグナル多数…GCでは不純物らしいものは確認できないのですが…悩みました。
当時の助手さんがスペクトルを見て、「おお、アルコールのTBDMSエーテルじゃ」と一言。スペクトルは複雑だし、レポート書くためにはちゃんと構造解析しなければならないしで、トホホな消火試合をこなしたのでした。
でも、基質(アルデヒド)から何が生成したのかは、追いかけてなかったのです。
TBDMSCl: tert-butyldimethylchlorosilane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TBDMSCl)
初めて使用したのは、酢酸エチルのtert-ブチルジメチルシリルエノラートを合成したときでした。
取り扱いにほろ苦い思い出のある液体のTMSClとは異なり、TBDMSClは固体で空気中でも安定。合成したシリルエノラートも、抽出後の希塩酸での洗浄にも十分に耐えられるものでした。このtert-ブチルジメチルシリルエノラート、酢酸エチルのトリメチルシシリルエノラートの合成に苦労している合間に合成したもので、研究で体験した、初めての「スタートが遅くてゴールが早かった」例でした。
安定なtert-ブチルジメチルシリルエノラートですが、サマリウムアルコキシド触媒による向山型アルドール反応を試したところ、望んでいた生成物は全く得られませんでした。とりあえず何らかの化合物が生成していることが、GCで確認できましたので、MPLCでせっせこと確認、NMRを測定するとシグナル多数…GCでは不純物らしいものは確認できないのですが…悩みました。
当時の助手さんがスペクトルを見て、「おお、アルコールのTBDMSエーテルじゃ」と一言。スペクトルは複雑だし、レポート書くためにはちゃんと構造解析しなければならないしで、トホホな消火試合をこなしたのでした。
でも、基質(アルデヒド)から何が生成したのかは、追いかけてなかったのです。
【Nanoniele】Analysesシリーズを忘れてました
略語一覧サイトNanonieleのシリーズに、分析シリーズ(Analyses)があります。これ、Nanonieleの数あるシリーズの中でも最も古いものなのですが、トップページからリンクを貼るのを忘れていたのです。
うっかりしてました。
こんなうっかりサイトですが、今後とも略語一覧サイトNanonieleをよろしくお願い致します。
旭硝子 緑内障薬向け原体、能力倍増 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/index.html
住友化学 千葉工場でエチレン装置の稼働を引き上げ (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/17-6260.html
Reactions of Neutral Gas-Phase Yttrium Atoms with Two Cyclohexadiene Isomers (Schroden, J. J.; Davis, H. F. J. Phys. Chem. A 2012, 116, 3508-3513.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp211752a
三菱化学、ブテンからブタジエン再抽出する技術の実用化にめど (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120417cbad.html
千葉大、手のひらサイズ顕微鏡を開発-試料を立体観察 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320120417aaba.html
Giant metal–organic frameworks with bulky scaffolds: from microporous to mesoporous functional materials (Thanasekaran, P.; Luo, T.-T.; Wu, J.-Y.; Lu, K.-L. J. Mater. Chem. 2012, 41, 5437-5453.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/dt/c2dt12208a
Alkyne and Reversible Nitrile Activation: N,N′-Diamidocarbene-Facilitated Synthesis of Cyclopropenes, Cyclopropenones, and Azirines (Moerdyk, J. P.; Bielawski, C. W. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 6116-6119.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja3014105
Dispersion Energy Enforced Dimerization of a Cyclic Disilylated Plumbylene (Arp, H.; Baumgartner, J.; Marschner, C. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 6409-6415.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja300654t
Palladium-Catalyzed Cycloaddition of Alkynyl Aryl Ethers with Internal Alkynes via Selective Ortho C–H Activation (Minami, Y.; Shiraishi, Y.; Yamada, K.; Hitama, T. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 6124-6127.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja301588z
東京化成工業 医薬・ライフ向け試薬拡充 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/16-6240.html
Monday, April 16, 2012
【本日の化学略語】LDA
化学略語の検索サイト→Nanoniele
LDA: lithium diisopropylamide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=LDA)
酢酸エチルのシリルエノラートを合成する際に、リチウムエノラートを発生させるために初めて使用しました。
今でこそ市販品がありますが、当時はジイソプロピルアミンとn-BuLiから作っていました。しかも、市販のn-BuLiはヘキサン溶液でしたので、LDAを作った後、減圧下で溶媒を留去し、THFFを加えるというめんどくさい(後で不要とわかった)ことをしてました。やらなくても差し支えないことをあえてやっていた、という、まあ、初心者にはありがちなことです。
その一方で、実験では無知故の失敗をすることになるわけです。合成しようとしていたのは、酢酸エチルのトリメチルシリルエノラート。参考にしていた文献は、tert-ブチルジメチルシリルエノラートだったのです。この2つの化合物の合成、似て非なるものでして、tert-ブチルジチイルシリルエノラートの合成では、添加剤としてHMPAが必要なのですが、トリメチルシリルエノラートは不要で、しかも、HMPAを添加すると、構造異性体のトリメチルシリル酢酸エチルがかなりの量副生してしまいます。一方、tert-ブチルジメチルシリルエノラートは反応後抽出操作を行うのですが、トリメチルシリルエノラートは水に弱く、これを知らなかった私は抽出でトリメチルシリルエノラートを全て酢酸エチルに戻してしまったのです。酢酸エチルであれば、有機相を濃縮するとほぼ何も残らないのですが…そう、トリメチルシリル酢酸エチルが残っており、何も疑わない私は丁寧に蒸留まで行い、先輩にNMR測定させてしまい、収率が低い、NMRスペクトルがおかしい、と、先輩まで悩ませてしまったのです。
結局実験はやり直したわけですが、HMPAをてんかしなくても構造異性体は複製してしまい、その生成に2ヶ月近く要してしまうことになるわけです。
LDA: lithium diisopropylamide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=LDA)
酢酸エチルのシリルエノラートを合成する際に、リチウムエノラートを発生させるために初めて使用しました。
今でこそ市販品がありますが、当時はジイソプロピルアミンとn-BuLiから作っていました。しかも、市販のn-BuLiはヘキサン溶液でしたので、LDAを作った後、減圧下で溶媒を留去し、THFFを加えるというめんどくさい(後で不要とわかった)ことをしてました。やらなくても差し支えないことをあえてやっていた、という、まあ、初心者にはありがちなことです。
その一方で、実験では無知故の失敗をすることになるわけです。合成しようとしていたのは、酢酸エチルのトリメチルシリルエノラート。参考にしていた文献は、tert-ブチルジメチルシリルエノラートだったのです。この2つの化合物の合成、似て非なるものでして、tert-ブチルジチイルシリルエノラートの合成では、添加剤としてHMPAが必要なのですが、トリメチルシリルエノラートは不要で、しかも、HMPAを添加すると、構造異性体のトリメチルシリル酢酸エチルがかなりの量副生してしまいます。一方、tert-ブチルジメチルシリルエノラートは反応後抽出操作を行うのですが、トリメチルシリルエノラートは水に弱く、これを知らなかった私は抽出でトリメチルシリルエノラートを全て酢酸エチルに戻してしまったのです。酢酸エチルであれば、有機相を濃縮するとほぼ何も残らないのですが…そう、トリメチルシリル酢酸エチルが残っており、何も疑わない私は丁寧に蒸留まで行い、先輩にNMR測定させてしまい、収率が低い、NMRスペクトルがおかしい、と、先輩まで悩ませてしまったのです。
結局実験はやり直したわけですが、HMPAをてんかしなくても構造異性体は複製してしまい、その生成に2ヶ月近く要してしまうことになるわけです。
Sunday, April 15, 2012
【Nanoniele】crowl対策で見えてきたこと
略語一覧サイトNanoniele、ホスト毎にアクセス制限を変えようとログの解析を進めています。
検索サイトからのアクセスが多く、ちょっとシメとかんといかんなと思っていて、IPアドレスとドメインをまとめているところなのです。
頻繁にアクセスしてくるのがGoogleで、これはまあわかります。同一のIPアドレスかログに並ぶので、ああまたかとあまり気にはしてません。毎日のように、設定したアクセス許容数に達してしまい、バシバシはじかれてます。
その次に多いのがtwitter絡みのサイトから。tweetした直後に数件アクセスが来ますが、tweetしなければアクセスはありません。
その次がAmazon。こいつが一番ようわかりません。なにがしたいんじゃと。散発的にアクセスしてきます。同一IPアドレスでアクセスしてくることはあまりないようです。Amazon、かなりの数のIPアドレスをがめてます。
続くのがBaiduとMicrosoftで、割とお行儀はいいようです。後はNaverとライブドアのペア、といった感じで。
Googleよ、こんだけアクセスして来るんならこのサイトもっと優先して表示せい
Recognition of Aromatic Compounds by π Pocket within a Cage-Shaped Borate Catalyst (Nakajima, H.; Yasuda, M.; Takeda, R.; Baba, A. Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 3867-3870.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201200346/abstract
Interview with Yoshinori Yamamoto (Chem. Commun. 2012, 48, 4525-4526.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc90049a
Rearrangement from the heteroantiaromatic borole to the heteroaromatic azaborine motif (Biswas, S.; Maichie-Mössmer, C.; Bettinger, H. F. Chem. Commun. 2012, 48, 4564-4566.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc30914a
東大など、電場で制御可能なスピン渦を発見-低電力素子実現に道 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120413eaaj.html
2030年の温室ガス量試算、90年比5-39%減可能-環境省 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120413caai.html
東大など、強誘電性持つ円筒形状のカラムナー液晶を開発-軽量・安価な素子実現へ (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320120413eaag.html
昭和電工 化学品事業で新規事業創出プロジェクト (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/12-6196.html
検索サイトからのアクセスが多く、ちょっとシメとかんといかんなと思っていて、IPアドレスとドメインをまとめているところなのです。
頻繁にアクセスしてくるのがGoogleで、これはまあわかります。同一のIPアドレスかログに並ぶので、ああまたかとあまり気にはしてません。毎日のように、設定したアクセス許容数に達してしまい、バシバシはじかれてます。
その次に多いのがtwitter絡みのサイトから。tweetした直後に数件アクセスが来ますが、tweetしなければアクセスはありません。
その次がAmazon。こいつが一番ようわかりません。なにがしたいんじゃと。散発的にアクセスしてきます。同一IPアドレスでアクセスしてくることはあまりないようです。Amazon、かなりの数のIPアドレスをがめてます。
続くのがBaiduとMicrosoftで、割とお行儀はいいようです。後はNaverとライブドアのペア、といった感じで。
Googleよ、こんだけアクセスして来るんならこのサイトもっと優先して表示せい
Recognition of Aromatic Compounds by π Pocket within a Cage-Shaped Borate Catalyst (Nakajima, H.; Yasuda, M.; Takeda, R.; Baba, A. Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 3867-3870.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201200346/abstract
Interview with Yoshinori Yamamoto (Chem. Commun. 2012, 48, 4525-4526.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc90049a
Rearrangement from the heteroantiaromatic borole to the heteroaromatic azaborine motif (Biswas, S.; Maichie-Mössmer, C.; Bettinger, H. F. Chem. Commun. 2012, 48, 4564-4566.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc30914a
東大など、電場で制御可能なスピン渦を発見-低電力素子実現に道 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120413eaaj.html
2030年の温室ガス量試算、90年比5-39%減可能-環境省 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120413caai.html
東大など、強誘電性持つ円筒形状のカラムナー液晶を開発-軽量・安価な素子実現へ (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320120413eaag.html
昭和電工 化学品事業で新規事業創出プロジェクト (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/12-6196.html
【本日の化学略語】TMSCl
TMSCl: chlorotrimethylsilane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TMSCl)
酢酸エチルのシリルエノラートを合成するために使用したのが出逢いでした。
100 mLのアンプル入りでしたので、ガラスの焼き玉でアンプルの先にヒビを入れなければ中身を出せなかったわけですが、アンプルが肉厚で、ヒビを入れるのに苦労したのを覚えています。ドラフトの外でこいつを扱うと、咳き込んでしまいます。きっついです。
んでもって、アンプルから取り出したTMSClは単蒸留し、窒素雰囲気中で保存しておき、必要な分をシリンジで取り出して使用したのです。
ちなみに、TMSClをヨウ化サマリウムのTHF溶液に入れてしばらく置いておいて、THFを重合させてしまったり、シリコングリースを塗った擦り合わせのガラス容器に保存してしまい、ガラス容器をアンプル化させたり、実験台の下の開きの中に置いていた瓶が割れて実験台の内部をベトベトにしたりと、いろいろほろ苦い思い出があるのがこの化合物です。
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TMSCl)
酢酸エチルのシリルエノラートを合成するために使用したのが出逢いでした。
100 mLのアンプル入りでしたので、ガラスの焼き玉でアンプルの先にヒビを入れなければ中身を出せなかったわけですが、アンプルが肉厚で、ヒビを入れるのに苦労したのを覚えています。ドラフトの外でこいつを扱うと、咳き込んでしまいます。きっついです。
んでもって、アンプルから取り出したTMSClは単蒸留し、窒素雰囲気中で保存しておき、必要な分をシリンジで取り出して使用したのです。
ちなみに、TMSClをヨウ化サマリウムのTHF溶液に入れてしばらく置いておいて、THFを重合させてしまったり、シリコングリースを塗った擦り合わせのガラス容器に保存してしまい、ガラス容器をアンプル化させたり、実験台の下の開きの中に置いていた瓶が割れて実験台の内部をベトベトにしたりと、いろいろほろ苦い思い出があるのがこの化合物です。
Saturday, April 14, 2012
【本日の化学略語】IPA
化学略語の検索サイト→Nanoniele
IPA: isopropyl alcohol
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=IPA)
いそぷろともあいぱともいいます。学生時代は「いそぷろ」と言っていました。「あいぱ」というのは教員になってから聞いた言葉です。
学部4年にHPLCの溶離液として使用したのが最初でした。修士課程に入りしばらくして、ガラス器具の洗浄液として水酸化カリウムと共に使うようにもなりました。
都市部の大学に通う学生さんは驚くかもしれませんが、学生時代を過ごした大学では、自動車で家から大学に通うのがデフォでした。んで、ガソリンスタンドに行くと「お客さん水抜き剤しばらく入れてないですけど、いれますか?」とか聞かれるわけです。その主成分がIPAだったりすると、その水抜き剤の高さに驚いちゃったりするわけです。でも、研究室にあるIPAを持ち出したりはしませんでしたが…。
余談ですが、学部生のとき、友人が「スーパーカブのう、サラダオイルをオイルにしても走るんど〜、白煙もうもうと吹くけどのう」とか「IPA使うたら自動車のワックスよう落ちるど〜」とか言ってました。結局試さんかったけど、試さん方がええと思います。責任持ちません。
IPA: isopropyl alcohol
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=IPA)
いそぷろともあいぱともいいます。学生時代は「いそぷろ」と言っていました。「あいぱ」というのは教員になってから聞いた言葉です。
学部4年にHPLCの溶離液として使用したのが最初でした。修士課程に入りしばらくして、ガラス器具の洗浄液として水酸化カリウムと共に使うようにもなりました。
都市部の大学に通う学生さんは驚くかもしれませんが、学生時代を過ごした大学では、自動車で家から大学に通うのがデフォでした。んで、ガソリンスタンドに行くと「お客さん水抜き剤しばらく入れてないですけど、いれますか?」とか聞かれるわけです。その主成分がIPAだったりすると、その水抜き剤の高さに驚いちゃったりするわけです。でも、研究室にあるIPAを持ち出したりはしませんでしたが…。
余談ですが、学部生のとき、友人が「スーパーカブのう、サラダオイルをオイルにしても走るんど〜、白煙もうもうと吹くけどのう」とか「IPA使うたら自動車のワックスよう落ちるど〜」とか言ってました。結局試さんかったけど、試さん方がええと思います。責任持ちません。
Friday, April 13, 2012
【本日の化学略語】HPLC
化学略語の検索サイト→Nanoniele
HPLC: high-performance liquid chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=HPLC)
研究室配属後の最初の実験、サマリウム触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物のジアステレオマーの分離を行った後、それぞれの光学純度(ee)を算出するために使用したのが初めてでした。
装置の名称はもう忘れましたが、Shimadzu製だったと記憶しています。
溶離液はn-ヘキサンといそぷろ、カラムはなんとかODだったと思います。両溶離液は、HPLC用のガロン瓶入りのもので、一斗缶入りのいわゆる特級ものよりも高価で、無駄にしないように大事に使っていました。とはいえ、光学純度を算出するためにはエナンチオマーを分離できる条件を探す必要があり、条件を変えるごとに測定まで時間をおかなければならず、結果として測定に一週間かかりました。まあ、条件さえ決まれば楽なものですが。
当時HPLCは人が滅多に来ない部屋にポツンと置いてあり、測定中は寂しかった
HPLC: high-performance liquid chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=HPLC)
研究室配属後の最初の実験、サマリウム触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物のジアステレオマーの分離を行った後、それぞれの光学純度(ee)を算出するために使用したのが初めてでした。
装置の名称はもう忘れましたが、Shimadzu製だったと記憶しています。
溶離液はn-ヘキサンといそぷろ、カラムはなんとかODだったと思います。両溶離液は、HPLC用のガロン瓶入りのもので、一斗缶入りのいわゆる特級ものよりも高価で、無駄にしないように大事に使っていました。とはいえ、光学純度を算出するためにはエナンチオマーを分離できる条件を探す必要があり、条件を変えるごとに測定まで時間をおかなければならず、結果として測定に一週間かかりました。まあ、条件さえ決まれば楽なものですが。
当時HPLCは人が滅多に来ない部屋にポツンと置いてあり、測定中は寂しかった
Thursday, April 12, 2012
【Nanoniele】当面トップページは日本語です。
略語一覧サイトNanonieleのトップページ、当面日本語にすることにしました。
英語バージョンでもいいのですが、国内からのアクセスが圧倒的に多いので…。
略語の意味を調べるケースと、どういう略語になっているかを調べるケースが同じくらいあるのに驚いています。見つからないというログを残すのは後者の方が多いです。検索エンジンとデータベースは元々前者向けに作ってましたから、後者が弱いのは致し方ありません。
見つからなかった略語は、調べて追加するようにしていますし、検索エンジンの強化も引き続き行っております。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
昭和電工 化学品事業で新規事業創出プロジェクト (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/12-6196.html
Chiral recognition of carbon nanoforms (Pérez, E. M.; Martin, N. Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3577-3583.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07159b
Transition metal-catalysed intermolecular reaction of allenes with oxygen nucleophiles: a perspective (Muñoz, M. P.; Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3584-3594.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07128b
Synthesis and Properties of Cycloparaphenylene-2,5-pyridylidene: A Nitrogen-Containing Carbon Nanoring (Matsui, L.; Segawa, Y.; Itami, K. Org. Lett. 2012, 14, 1888-1891.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ol3005112
(Thio)urea Organocatalyst Equilibrium Acidities in DMSO (Jakab, G.; Tancon, C.; Zhang, Z.; Lippert, K. M.; Schreiner, P. R. Org. Lett. 2012, 14, 1724-1727.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ol300307c
Palladium-Catalyzed One-Pot Diarylamine Formation from Nitroarenes and Cyclohexanones (Xie, Y.; Liu, S.; Wen, Y.; Deng, G.-J. Org. Lett. 2012, 14, 1692-1695.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ol3002442
日立、若手研究者を発掘-14大学からテーマ公募 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520120412aaax.html
九大、600度Cで作動する鉄空気電池 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120412eaab.html
名大、金属の触媒機能高める化合物を効率合成 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120412eaae.html
日立、レアアースを使わない産業用モーター開発-14年製品化、エネ効率93%達成 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320120412bjay.html
【本日の化学略語】MPLC
化学略語の検索サイト→Nanoniele
MPLC: medium pressure liquid chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=MPLC)
液クロといえばこれでした。
研究室配属後の最初の実験、サマリウム触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物の分離を行う際に使用したのが最初でした。固定相はシリカゲル、溶離液はヘキサン/酢酸エチル (6:1)だったと思います。生成物とその他の化合物を分離するのは簡単でしたが、生成物は2つのジアステレオマーであり(TLCではシングルスポット)、相互に分離するのは1度では無理でした。一度MPLCでジアステレオマー混合物として分離した後、より粒径の小さいシリカ固定相を充填した市販のカラムを2つ連結してMPLCでようやく分離できたのを思い出します。
ジアステレオマーの比は2:1程度でした。先輩は95:5のものを分離しており、私も早く上達したいと思いながら実験をしていました。
ちなみに、オープンカラムを初めて使ったのはMPLCを初めて使って2年後のことでした。
MPLC: medium pressure liquid chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=MPLC)
液クロといえばこれでした。
研究室配属後の最初の実験、サマリウム触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物の分離を行う際に使用したのが最初でした。固定相はシリカゲル、溶離液はヘキサン/酢酸エチル (6:1)だったと思います。生成物とその他の化合物を分離するのは簡単でしたが、生成物は2つのジアステレオマーであり(TLCではシングルスポット)、相互に分離するのは1度では無理でした。一度MPLCでジアステレオマー混合物として分離した後、より粒径の小さいシリカ固定相を充填した市販のカラムを2つ連結してMPLCでようやく分離できたのを思い出します。
ジアステレオマーの比は2:1程度でした。先輩は95:5のものを分離しており、私も早く上達したいと思いながら実験をしていました。
ちなみに、オープンカラムを初めて使ったのはMPLCを初めて使って2年後のことでした。
Wednesday, April 11, 2012
【Nanoniele】検索窓のソースコードを作成しました
略語一覧サイトNanonieleの検索窓のフォームを作成しました。
なのにーるCGIに置いてありますので、ご参考にしていただければ幸いに存じます。
なお、セキュリティ対策故、"inputsite=…."がない場合には、正常に機能しないようにしてあります。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
PS 登録略語数が16,100を超えました。
帝人ファイバー PTT繊維再拡大 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/11-6186.html
経産省の算定委、きょうから再生可能エネ買い取り価格・期間のとりまとめ議論 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1520120411abbq.html
日銀決定会合、景気判断やや上向きに-物価上昇率1%強調 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220120411daba.html
田中貴金属、殺菌・消臭オゾン水を高効率生成する白金系電極を開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120411cbat.html
東北大、「ラシュバ効果」が半導体―金属の界面で起きていることを解明 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120411eaaa.html
Controlled Copolymerization of Acrylate and 6-Methyleneundecane by Organotellurium-Mediated Living Radical Polymerization (TERP) (Mihima, E.; Tamura, T.; Yamago, S. Macromolecules 2012, 45, 2989-2994.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ma300325r
Synthesis of Amphiphilic Rod–Coil P3HT-b-P4VP Carrying a Long Conjugated Block Using NMRP and Click Chemistry (Lohwasser, R. H.; Thelakkat, M. Macromolecules 2012, 45, 3070-3077.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ma2024733
【本日の化学略語】NMR
化学略語の検索サイト→Nanoniele
NMR: nuclear magnetic resonance
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=NMR)
初めてに測定した(正確には先輩に測定してもらった)NMRは、混合物でした。精製に失敗したというわけではなく、生成物のジアスレテオマー比を算出するための測定だったのです。
当時測定したNMRは、確か270 MHzのものだったと思います。最初に測定した各種は13C。これでジアステレオマー比を算出するのは強引なのですが、他の方法がなかったから仕方なく、であったと記憶しています。
自分でNMRを測定できるようになったとは修士課程に進学してからでした。当時270 MHzの超伝導磁石タイプのNMRは学科に1台しかなく、予約がいつも埋まっていました。NMR装置は他に90 MHzと60 MHzがありました。どちらも永久磁石で、60 MHzのものはFTタイプではなく、シングルスキャンで、モニタもないものでしたが、それなりに使えていました。
ちょっと古いスペクトル解析の教科書に昔っぽいNMRスペクトルが載っていたりしますが、あれくらいの磁力で、載っているものよりきれいなスペクトルを書かせるのは、割と簡単だったような気がします。
NMR: nuclear magnetic resonance
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=NMR)
初めてに測定した(正確には先輩に測定してもらった)NMRは、混合物でした。精製に失敗したというわけではなく、生成物のジアスレテオマー比を算出するための測定だったのです。
当時測定したNMRは、確か270 MHzのものだったと思います。最初に測定した各種は13C。これでジアステレオマー比を算出するのは強引なのですが、他の方法がなかったから仕方なく、であったと記憶しています。
自分でNMRを測定できるようになったとは修士課程に進学してからでした。当時270 MHzの超伝導磁石タイプのNMRは学科に1台しかなく、予約がいつも埋まっていました。NMR装置は他に90 MHzと60 MHzがありました。どちらも永久磁石で、60 MHzのものはFTタイプではなく、シングルスキャンで、モニタもないものでしたが、それなりに使えていました。
ちょっと古いスペクトル解析の教科書に昔っぽいNMRスペクトルが載っていたりしますが、あれくらいの磁力で、載っているものよりきれいなスペクトルを書かせるのは、割と簡単だったような気がします。
Tuesday, April 10, 2012
【Nanoniele】ラボスラングはひらがなで
略語一覧サイトNanonieleのシリーズのひとつである「ラボスラング」ですが、カタカナで検索すると絶対にヒットしません。
なぜかというと、
私がひらがなで登録している
からです。
カタカナとひらがなの相互変換ができるよう、スクリプトをいじりました。
んが、なぜか「ゼ」を「ぜ」に変換するとろでエラーが出てしまうのです。なんでじゃ。
まあ、ラボスラングは個人的にはあまりおすすめしないものなので、当面はカタカナでは検索できないようにしときます(というかしない
ヘタレなWeb管理者ですが、今後ともNanonieleをよろしくお願い致します
Exhaustive Syntheses of Naphthofluoresceins and Their Functions (Azuma, E.; Nakamura, N.; Kuramochi, K.; Sasamor, T.; Tokitoh, N.; Sagami, I.; Tsubaki, K. J. Org. Chem. 2012, 77, 3492-3500.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jo300177b
Ultraslow Dynamics at Crystallization of a Room-Temperature Ionic Liquid, 1-Butyl-3-methylimidazolium Bromide (Imanari, M.; Fujii, K.; Endo, T.; Seki, H.; Tozaki, K.-i.; Nishikawa, K. J. Phys. Chem. B 2012, 116, 3991-3997.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp300722j
香川大、電子移動度1000倍の液晶性有機半導体を開発 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120410eaac.html
ティオテクノ、光触媒壁紙を生産―可視光で有害物質分解 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120410hhad.html
太陽電池パネル、流行はつや消しの黒-高効率+“見た目”重視 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320120410bjai.html
【本日の化学略語】GC
化学略語の検索サイト→Nanoniele
GC: gas chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=GC)
(画像はShimadzu GC-14B)
ガスクロを初めて見たのは学生実験で、初めて使用したのは学部4年の研究配属後、初めて行った実験ででした。
サマリウムアルコキシ度触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物の収率を算出するために、抽出、乾燥、えばぽした後にないひょうを加え、マイクロシリンジでサンプリングしたのを憶えています。装置はGC-14Aで、カラムはガラスカラムで、充填材はOV-17 (5%)だったと思います。
研究室では、反応に使用する窒素は「純窒素」、GCに使用する窒素は「並窒素」と呼んでいました。反応用の窒素は、酸素を厳密に除去するために、オキシトラップに通していました。私が研究室に配属されてしばらくした後、オキシトラップは定期的にメンテナンスする必要があって面倒だという話になり、「純窒素」はアルゴンに置き換わり、オキシトラップは使用しなくなりました。
GC: gas chromatography
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=GC)
(画像はShimadzu GC-14B)
ガスクロを初めて見たのは学生実験で、初めて使用したのは学部4年の研究配属後、初めて行った実験ででした。
サマリウムアルコキシ度触媒による向山型アルドール反応を行い、生成物の収率を算出するために、抽出、乾燥、えばぽした後にないひょうを加え、マイクロシリンジでサンプリングしたのを憶えています。装置はGC-14Aで、カラムはガラスカラムで、充填材はOV-17 (5%)だったと思います。
研究室では、反応に使用する窒素は「純窒素」、GCに使用する窒素は「並窒素」と呼んでいました。反応用の窒素は、酸素を厳密に除去するために、オキシトラップに通していました。私が研究室に配属されてしばらくした後、オキシトラップは定期的にメンテナンスする必要があって面倒だという話になり、「純窒素」はアルゴンに置き換わり、オキシトラップは使用しなくなりました。
Monday, April 9, 2012
アクセス制限を緩めました。
略語一覧サイトNanonieleのアクセスが増えてきましたので、アクセス制限を緩和しました。
これまでは、同一IPアドレスあたりの1日のアクセス数を20にしていましたが、50に増やしました。これで、通常のアクセスには差し支えがなくなると思われます。
プロキシ経由でのアクセスについては、さらに緩和する予定です。
なお。Google等の検索サイトのbotについては、16に制限しています。
多いものでは毎日600アクセスくらいきてますので…
今度ともNanonieleをよろしくお願いいたします。
奈良先端科学技術大学院大学が全講義を高精細映像で提供 (SciencePortal)
http://scienceportal.jp/news/daily/1204/1204092.html
Palladium(II) thiocarboxamide complexes: synthesis, characterisation and application to catalytic Suzuki coupling reactions (Sindhuja, E.; Ramesh, R.; Liu, Y. Dalton Trans 2012, 41, 5351-5361.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/dt/c2dt12243j
Reductive Elimination from Arylpalladium Cyanide Complexes (Klinkenberg, J. L.; Hartwig, J. F. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 5758-5761.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja300827t
これまでは、同一IPアドレスあたりの1日のアクセス数を20にしていましたが、50に増やしました。これで、通常のアクセスには差し支えがなくなると思われます。
プロキシ経由でのアクセスについては、さらに緩和する予定です。
なお。Google等の検索サイトのbotについては、16に制限しています。
多いものでは毎日600アクセスくらいきてますので…
今度ともNanonieleをよろしくお願いいたします。
奈良先端科学技術大学院大学が全講義を高精細映像で提供 (SciencePortal)
http://scienceportal.jp/news/daily/1204/1204092.html
Palladium(II) thiocarboxamide complexes: synthesis, characterisation and application to catalytic Suzuki coupling reactions (Sindhuja, E.; Ramesh, R.; Liu, Y. Dalton Trans 2012, 41, 5351-5361.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/dt/c2dt12243j
Reductive Elimination from Arylpalladium Cyanide Complexes (Klinkenberg, J. L.; Hartwig, J. F. J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 5758-5761.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ja300827t
【本日の化学略語】DCM
化学略語の検索サイト→Nanoniele
DCM: dichloromethane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DCM)
学部生の4年、研究室に配属されて初めて行った実験で使用したのが最初でした。
ヨウ化サマリウムと水素化ナトリウム、光学活性アルコールからサマリウムアルコキシ度触媒をTHF中で作り、向山型アルドール反応を行う際、THFを除去した後に反応溶媒としてジクロロメタンをシリンジで加えたのを憶えています。還元力のあるサマリウムアルコキシドとジクロロメタンの組み合わせで大丈夫なのかとしばらくして思いましたが、問題なかったようです。
このジクロロメタン、めちくろとかえんかめとかえんめちとかいろいろ呼び名があるようですが、当時は「ジクロロメタン」と言ってました。
DCM: dichloromethane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DCM)
学部生の4年、研究室に配属されて初めて行った実験で使用したのが最初でした。
ヨウ化サマリウムと水素化ナトリウム、光学活性アルコールからサマリウムアルコキシ度触媒をTHF中で作り、向山型アルドール反応を行う際、THFを除去した後に反応溶媒としてジクロロメタンをシリンジで加えたのを憶えています。還元力のあるサマリウムアルコキシドとジクロロメタンの組み合わせで大丈夫なのかとしばらくして思いましたが、問題なかったようです。
このジクロロメタン、めちくろとかえんかめとかえんめちとかいろいろ呼び名があるようですが、当時は「ジクロロメタン」と言ってました。
Sunday, April 8, 2012
【本日の化学略語】HMPA
化学略語の検索サイト→Nanoniele
HMPA: hexamethylphosphoramide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=HMPA)
大学の学部4年生、研究室の配属直後に、先輩が蒸留しているのを見たのが最初でした。
かるはいで脱水し、減圧蒸留していたのですが、発がん性の疑いありということもあり、ビニール天袋を付けて慎重に扱っていたのを鮮明に憶えています。
その後、私もHMPAを扱うことになったのですが、「発がん性」というのが怖くて怖くて、ドラフトに蒸留したストック瓶を置き、シリンジで慎重に吸い出していました。
このHMPA、噂では500 mLビンの中身を股間にぶちまけた方がいらっしゃるとか。ぶちまけたところの皮が剥けたとか(これ以上話はのばしませんw)。
へんぱ(hempa)ともいいます。
HMPA: hexamethylphosphoramide
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=HMPA)
大学の学部4年生、研究室の配属直後に、先輩が蒸留しているのを見たのが最初でした。
かるはいで脱水し、減圧蒸留していたのですが、発がん性の疑いありということもあり、ビニール天袋を付けて慎重に扱っていたのを鮮明に憶えています。
その後、私もHMPAを扱うことになったのですが、「発がん性」というのが怖くて怖くて、ドラフトに蒸留したストック瓶を置き、シリンジで慎重に吸い出していました。
このHMPA、噂では500 mLビンの中身を股間にぶちまけた方がいらっしゃるとか。ぶちまけたところの皮が剥けたとか(これ以上話はのばしませんw)。
へんぱ(hempa)ともいいます。
Saturday, April 7, 2012
【本日の化学略語】THF
化学略語の検索サイト→Nanoniele
THF: tetrahydrofuran
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=THF)
これ、私が大学の学部生時代に、研究室に配属されて最初に使った溶媒です。今でこそ市販の脱水溶媒がありますが、当時はナトリウム−ベンゾフェノンケチル(りちある(!)を使っていた研究室もありました。)で乾燥・蒸留したものを、シリンジで取って使用していました。
実験は、確か、ヨウ化サマリウムと水素化ナトリウム、光学活性アルコールからサマリウムアルコキシド触媒を作り、向山型アルドール反応を行い、生成物の収率とエナンチオ選択性を算出する、というものだったと思います。窒素雰囲気下の反応で、えきちトラップや三方コックの扱い方等に苦労した記憶があります。
ちなみにヨウ化サマリウム、サマリウム金属とジヨードメタン等の有機ヨウ化物から作るのですが、青色に近い青緑色になるはずのものが黄土色のものができてしまい、「失敗したorz」とがっかりするかもしれませんが、未反応の金属が残っているようであれば、しばらく攪拌すれば青色になりますので、気長に待ちましょう。
THF: tetrahydrofuran
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=THF)
これ、私が大学の学部生時代に、研究室に配属されて最初に使った溶媒です。今でこそ市販の脱水溶媒がありますが、当時はナトリウム−ベンゾフェノンケチル(りちある(!)を使っていた研究室もありました。)で乾燥・蒸留したものを、シリンジで取って使用していました。
実験は、確か、ヨウ化サマリウムと水素化ナトリウム、光学活性アルコールからサマリウムアルコキシド触媒を作り、向山型アルドール反応を行い、生成物の収率とエナンチオ選択性を算出する、というものだったと思います。窒素雰囲気下の反応で、えきちトラップや三方コックの扱い方等に苦労した記憶があります。
ちなみにヨウ化サマリウム、サマリウム金属とジヨードメタン等の有機ヨウ化物から作るのですが、青色に近い青緑色になるはずのものが黄土色のものができてしまい、「失敗したorz」とがっかりするかもしれませんが、未反応の金属が残っているようであれば、しばらく攪拌すれば青色になりますので、気長に待ちましょう。
Friday, April 6, 2012
逆引き機能をつけました
これまでNanonieleでは、略号をキーワードに、略号の意味を調べることができていました。
本日、スクリプトを少しいじりまして、キーワードから略号を検索できるようにしました。完全にマッチした場合のみ、説明が表示されます。
部分ヒットの場合、運が良ければ候補が表示されます。
今後ともNanonieleをよろしくお願いいたします。
The Art of Fluorescence Imaging with Chemical Sensors (Schäferling, M.; Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 3532-3534.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201105459/abstract
Conformationally flexible chiral supramolecular catalysts for enantioselective Diels–Alder reactions with anomalous endo/exo selectivities (Hatano, M.; Ishihara, K. Chem. Commun. 2012, 48, 4273-4283.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc00046f
東京都、中小の技術開発へ補助-3社以上のグループ対象 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120406hlaq.html
JX開発、米メキシコ湾で天然ガス産出を確認 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120406caas.html
本日、スクリプトを少しいじりまして、キーワードから略号を検索できるようにしました。完全にマッチした場合のみ、説明が表示されます。
部分ヒットの場合、運が良ければ候補が表示されます。
今後ともNanonieleをよろしくお願いいたします。
The Art of Fluorescence Imaging with Chemical Sensors (Schäferling, M.; Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 3532-3534.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201105459/abstract
Conformationally flexible chiral supramolecular catalysts for enantioselective Diels–Alder reactions with anomalous endo/exo selectivities (Hatano, M.; Ishihara, K. Chem. Commun. 2012, 48, 4273-4283.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/cc/c2cc00046f
東京都、中小の技術開発へ補助-3社以上のグループ対象 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120406hlaq.html
JX開発、米メキシコ湾で天然ガス産出を確認 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120406caas.html
Thursday, April 5, 2012
ジャーナルのリンク付け3日目です
Nanonieleに登録している、学術雑誌名の略語へのリンク付の3日目です。Anal, Bio, Eng, Sciを含むものについて、作業を終えました。
これまでで一番多かったのが、Chemを含むものでした。もちろん、Jは除いています。
Googleさんところのbotは、略号をキーワードとするcrowlについてはおとなしくなりました。ただ、リンク部分についてはかなり頻繁にチェックしており、1秒間に10アクセスとか、割とよくあります。
いいのか?と思ったりするのですが、きっとサーバはこれくらいの頻度では落ちないのでしょう。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
JST新中計 産官学・異分野の「つなぎ」重点 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/05-6101.html
三菱レイヨン、広島に危機対策本部を設置-災害時リスクを回避 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120405cbaa.html
光産業創成大学院大、爆縮高速点火方式の連続反応を実現-核融合発電に一歩 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120405eaai.html
ortho-Phenylene oligomers with terminal push–pull substitution (He, J.; Mathew, S. M.; Cornett, S. D.; Grundy, S. G.; Hartley, C. S. Org. Biomol. Chem. 2012, 10 3398-3405.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07146k
A convenient and mild chromatography-free method for the purification of the products of Wittig and Appel reactions (Byme, P. A.; Rajendran, K. V.; Muldoon, J.; Gilheary, D. G. Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3531-3537.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07074j
これまでで一番多かったのが、Chemを含むものでした。もちろん、Jは除いています。
Googleさんところのbotは、略号をキーワードとするcrowlについてはおとなしくなりました。ただ、リンク部分についてはかなり頻繁にチェックしており、1秒間に10アクセスとか、割とよくあります。
いいのか?と思ったりするのですが、きっとサーバはこれくらいの頻度では落ちないのでしょう。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
JST新中計 産官学・異分野の「つなぎ」重点 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/05-6101.html
三菱レイヨン、広島に危機対策本部を設置-災害時リスクを回避 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120405cbaa.html
光産業創成大学院大、爆縮高速点火方式の連続反応を実現-核融合発電に一歩 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120405eaai.html
ortho-Phenylene oligomers with terminal push–pull substitution (He, J.; Mathew, S. M.; Cornett, S. D.; Grundy, S. G.; Hartley, C. S. Org. Biomol. Chem. 2012, 10 3398-3405.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07146k
A convenient and mild chromatography-free method for the purification of the products of Wittig and Appel reactions (Byme, P. A.; Rajendran, K. V.; Muldoon, J.; Gilheary, D. G. Org. Biomol. Chem. 2012, 10, 3531-3537.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/ob/c2ob07074j
Wednesday, April 4, 2012
本日もジャーナルのリンクを拡充中です。
Nanonieleに登録している学術雑誌の略号に、リンクを付ける作業を本日も続けています。
昨日は略号の中にPhysを含むものについて、そして本日は、Cat, Chem, Mater, Orgを含むものについて作業を終えました。
試しにJを含むものをリストアップしてみると…気が遠くなりました。
作業はゆるゆると進んでもります故、今後ともNanonieleを暖かく見守っていただけますと幸いです。
日宝化学 シアノ化剤のTMSCN量産化に成功 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/04-6092.html
係長は「人工知能」-東亜理化学研、人事労務を担当 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120404aaay.html
C2 and the quadruple bond (Computational Organic Chemistry)
http://comporgchem.com/blog/?p=2204
成長分野等における中核的専門人材養成について-基本方針- (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1319412.htm
昨日は略号の中にPhysを含むものについて、そして本日は、Cat, Chem, Mater, Orgを含むものについて作業を終えました。
試しにJを含むものをリストアップしてみると…気が遠くなりました。
作業はゆるゆると進んでもります故、今後ともNanonieleを暖かく見守っていただけますと幸いです。
日宝化学 シアノ化剤のTMSCN量産化に成功 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/04-6092.html
係長は「人工知能」-東亜理化学研、人事労務を担当 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120404aaay.html
C2 and the quadruple bond (Computational Organic Chemistry)
http://comporgchem.com/blog/?p=2204
成長分野等における中核的専門人材養成について-基本方針- (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1319412.htm
Tuesday, April 3, 2012
ジャーナルへのリンクを拡充しています。
http://www.nanoniele.jp/に登録している学術雑誌の略号毎に、オンラインジャーナルへのリンクを追加する作業を続けています。
メジャーどころはかなりの部分完了しましたが、新ジャーナルの略号がよくわからないところもあり、悪戦苦闘しています。
んで、あちこち検索していたら、こんなものを見つけました。Nature本体も、じぶんところの雑誌(Nature Materials等)の略号について、悩ましく思っているようで。
http://www.natureasia.com/japan/nchem/pdf/jj_03.pdf
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
新会社の設立 (大学教授のぶっちゃけ話)
http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-1155.html
三菱樹脂 省エネに貢献 潜熱蓄熱ボード開発 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/03-6063.html
帝人化成 PC系位相差フィルム拡販 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/03-6071.html
NMR Study of Cation Dynamics in Three Crystalline States of 1-Butyl-3-methylimidazolium Hexafluorophosphate Exhibiting Crystal Polymorphism (Endo, T.; Murata, H.; Imanari, M.; Mizushima, N.; Seki, H.; Nishikawa, K. J. Phys. Chem. B 2012, 116, 3780-3788.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp300636s
Structure and Dynamics of P,N-Containing Heterocycles and Their Metal Complexes in Solution (Latypov, S. K.; Strelnik, A. G.; Ignatieva, S. N.; Hey-Hawkins, E.; Balueva, A. S.; Karasik, A. A.; Sinyashin, O. G. J. Phys. Chem. A 2012, 116, 3182-3193.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp209281c
理研と高輝度センター、X線自由電子レーザーSACLAを研究者らに提供 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120403eaaf.html
豊田織機子会社、中小に“トヨタ流”伝授-改善指導を事業化 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120403aaao.html
Upcoming Science Events in New York City 2 – 9 April (NEW YORK BLOG )
http://blogs.nature.com/nyc/2012/04/02/upcoming-science-events-in-new-york-city-2-9-april/
メジャーどころはかなりの部分完了しましたが、新ジャーナルの略号がよくわからないところもあり、悪戦苦闘しています。
んで、あちこち検索していたら、こんなものを見つけました。Nature本体も、じぶんところの雑誌(Nature Materials等)の略号について、悩ましく思っているようで。
http://www.natureasia.com/japan/nchem/pdf/jj_03.pdf
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
新会社の設立 (大学教授のぶっちゃけ話)
http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-1155.html
三菱樹脂 省エネに貢献 潜熱蓄熱ボード開発 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/03-6063.html
帝人化成 PC系位相差フィルム拡販 (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/03-6071.html
NMR Study of Cation Dynamics in Three Crystalline States of 1-Butyl-3-methylimidazolium Hexafluorophosphate Exhibiting Crystal Polymorphism (Endo, T.; Murata, H.; Imanari, M.; Mizushima, N.; Seki, H.; Nishikawa, K. J. Phys. Chem. B 2012, 116, 3780-3788.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp300636s
Structure and Dynamics of P,N-Containing Heterocycles and Their Metal Complexes in Solution (Latypov, S. K.; Strelnik, A. G.; Ignatieva, S. N.; Hey-Hawkins, E.; Balueva, A. S.; Karasik, A. A.; Sinyashin, O. G. J. Phys. Chem. A 2012, 116, 3182-3193.)
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jp209281c
理研と高輝度センター、X線自由電子レーザーSACLAを研究者らに提供 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120403eaaf.html
豊田織機子会社、中小に“トヨタ流”伝授-改善指導を事業化 (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120403aaao.html
Upcoming Science Events in New York City 2 – 9 April (NEW YORK BLOG )
http://blogs.nature.com/nyc/2012/04/02/upcoming-science-events-in-new-york-city-2-9-april/
Monday, April 2, 2012
Major journal for Chemistsシリーズを拡充、ラボスラングシリーズを公開しました。
http://www.nanoniele.jp/のMajor journal for Chemistsシリーズに記載されている、略号の数を増やしました。
もともとWebブラウザのブックマークに入っていたものを流用したので、作業量は少なめ。
また、化学系の研究室で使用されているスラングをシリーズにまとめ、公開しました。ひらがなで検索すると、ヒットするかと思われます。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
ポリオレフィン 値上げ大勢決着 異例のスピード (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/02-6056.html
The significance of the alkene size and the nature of the metal ion in metal–alkene complexes: a theoretical study (Premkumar, J. R.; Vijay, D.; Sastry, G. N. Dalton Trans. 2012, 41, 4965-4975.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/dt/c2dt30119a
Observations and Descriptions versus Explanations―An Example: Does Nature, Does Theory Know About Steric Hindrance? (Schwarz, W. H. E.; Schmidbaur, H. Chem. -Eur. J. 2012, 18, 4470-4479.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/chem.201102687/abstract
東大ナノ量子機構、世界最小のしきい値持つ量子ドットレーザー (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120402eaab.html
経産省、海外出願費の補助広げる-中小の知財活用促す (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120402abaf.html
研究するには資格が必要 (ある理系社会人の思考)
http://fotlife.exblog.jp/18063204/
もともとWebブラウザのブックマークに入っていたものを流用したので、作業量は少なめ。
また、化学系の研究室で使用されているスラングをシリーズにまとめ、公開しました。ひらがなで検索すると、ヒットするかと思われます。
今後ともNanonieleをよろしくお願い致します。
ポリオレフィン 値上げ大勢決着 異例のスピード (化学工業日報)
http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2012/04/02-6056.html
The significance of the alkene size and the nature of the metal ion in metal–alkene complexes: a theoretical study (Premkumar, J. R.; Vijay, D.; Sastry, G. N. Dalton Trans. 2012, 41, 4965-4975.)
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2012/dt/c2dt30119a
Observations and Descriptions versus Explanations―An Example: Does Nature, Does Theory Know About Steric Hindrance? (Schwarz, W. H. E.; Schmidbaur, H. Chem. -Eur. J. 2012, 18, 4470-4479.)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/chem.201102687/abstract
東大ナノ量子機構、世界最小のしきい値持つ量子ドットレーザー (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120402eaab.html
経産省、海外出願費の補助広げる-中小の知財活用促す (日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120402abaf.html
研究するには資格が必要 (ある理系社会人の思考)
http://fotlife.exblog.jp/18063204/
Sunday, April 1, 2012
構造式1500点
Nanonieleの新機能の一つに、構造式表示があります。まだ一部しか表示されませんが、20点/日のペースで足していってます。
構造式はChemDrawで描いています。どこからかのサイトから盗んだものでないことを示すために、構造式作成に使用したChemDrawのCDXMLファイルをダウンロードできるようにしています(一部できないものもあり)。
難しいのは構造名が-ateのもの例えば1,3,5-benzenetricarboxylate (btc)。とりあえずはアニオンとして描いていますが、これでいいものかと悩んでいます。
というわけで、今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
Japanese universities find pair of researchers guilty of misconduct in 19 papers (Retraction Watch)
http://retractionwatch.wordpress.com/2012/03/28/japanese-universities-find-pair-of-researchers-guilty-of-misconduct-in-19-papers/
Starting over (有機化学美術館・分館)
http://blog.livedoor.jp/route408/archives/52008660.html
構造式はChemDrawで描いています。どこからかのサイトから盗んだものでないことを示すために、構造式作成に使用したChemDrawのCDXMLファイルをダウンロードできるようにしています(一部できないものもあり)。
難しいのは構造名が-ateのもの例えば1,3,5-benzenetricarboxylate (btc)。とりあえずはアニオンとして描いていますが、これでいいものかと悩んでいます。
というわけで、今後ともNanonieleをよろしくお願いします。
Japanese universities find pair of researchers guilty of misconduct in 19 papers (Retraction Watch)
http://retractionwatch.wordpress.com/2012/03/28/japanese-universities-find-pair-of-researchers-guilty-of-misconduct-in-19-papers/
Starting over (有機化学美術館・分館)
http://blog.livedoor.jp/route408/archives/52008660.html
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