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TEA: triethylamine
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=TEA)
さんくろとアルコールからエステルを合成したり、Heck反応やSuzuki-Miyaura反応を行う時の、塩基として広く使われる化合物です。
乳酸メチルのヒドロキシ基をTBDMS保護する時に使用したのが初めてでした。感想は「アンモニア臭い!」と、ふつうでした。
TEAにはエステル、アミド、ホスホン酸ジアミド、リン酸エステルの合成等、ずっとお世話になっています。反応後、TEAはハロゲン化水素塩となり、生成物を単離する際にはこれを除去しなくてはならないわけです。除去の方法としては抽出とろ過が主に考えられますが、私はほとんど「ろ過」を選択していました。廃液の量が少なくて済むので。反応溶媒とろ過後の洗浄溶媒も同じにしてました。これも、溶媒を回収して再利用するためです。アンモニウム塩が融けるような溶媒は反応には使わないようにしていました。
溶媒の回収と再利用ですが、当初は研究費の節約のためにやってました。でも、最近は廃棄物の削減のために溶媒の回収と再利用をしています。実験の容量と廃棄物の量は反比例するというのが私の考えです。
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