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ANI: aniline
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=ANI)
アルジミンやケチミン合成の原料に使用していました。反応探索の基質に使用したことはなかったと思います。
アルジミンの中で良く合成していたのがベンズアルデヒドとアニリンを反応させて得たもの、ケチミンはベンゾフェノンとアニリンを反応させたものでした。
前者は還元反応や還元的カップリング、脱水素カップリング等の、新規反応の探索に、後者は、希土類金属と反応させてケチミンジアニオン錯体とし、これを触媒とする反応の探求に使ってました。
希土類金属とケチミンを反応させて得られる錯体、他の遷移金属にはない触媒活性を見せてくれました。最近では、希土類金属よりもより入手が容易なカルシウムでも同等の性質が観測されることがわかり、関連の研究のトレンドはカルシウムに移って来てます。
話はアニリンに戻りますが、アニリンそのものは無色の液体。でも、酸素や光にさらされると赤みを帯びてきます。酸化されたり重合したり、いろいろ原因はあるのですが、原料合成に使用するのであれば、私の場合、特に気にせず使ってました。
反応探索の基質として使用するのであれば、蒸留したものをただちに使用してたんだろうと思います。
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