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CyH: cyclohexane
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=CyH)
シンプルな構造で、容易に入手可能な薬品ですが、私が使用することはありませんでした。ラボ内の他の学生さんやスタッフが、新規反応の探索の際に、モデル基質として使用していたのは良く憶えています。シクロヘキサン分子中の水素が全て「いちおう」等価なので、C-H結合活性化反応を調べるには適していました。他の炭化水素と比べても、反応性が高かったような。
このシクロヘキサン、炭素数が6ではありますが、同炭素数のヘキサン(-95℃くらい)と比較しても融点が高いのです(6.5℃)。なんとベンゼン(5.5℃)よりも高い。
ある冬の朝実験室に入ると、中身が真っ白いフラスコが。何が起こったのか一瞬わかりませんでしたが、シクロヘキサンが「凍って」いたのでした。「シクロヘキサンのはずだよなぁ、これ」とか思いながら、融点を調べた記憶があります。
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