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Ald: Aldrich
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=Ald)
Sigma-Aldrich社のAldrichのことです。この名前を初めて聞いたのは、学部の4年、研究室に配属された直後でした。
当時、研究室で購入していた試薬は和光純薬、東京化成、関東化学、Nacalaiのものがメインでした。Aldrichのものは、和光純薬のカタログに、Aldと記載されている試薬でも、国内メーカーのものがない時のみ、だったように思います。
私が研究室に配属された当時から、Aldrich社の品揃えは豊富でした。カタログを見ては、「あるどにはあるど〜さぶっ」とか言ってました。
当時は換算レートが1ドル=250円くらいでしたので、Aldrich社のものは高価であり、また、カタログにはあっても輸入手配扱いのものも多くありましたので、どうしてもという時以外は、「高いから作れ!(先生)/どうせ先生に言っても作れと言われるから作る!(学生)」となるのが常でした。
そんな高嶺の花のAldrich試薬ですが、買わないくせにカタログは大人気でした。CASの番号から、比重、屈折率、融点、沸点等、他のカタログよりより多くの情報が入っていましたので、諸物性を手っ取り早く調べるには、Aldrichカタログは好都合な一冊でした。一人あたり一冊に近いほど、Aldrichのカタログが研究室内にあった時も。
ただ、化合物名は、IUPAC名と異なる表記をしていたものもあり、ゼミなどで、「お前その化合物名ちごうとるど、あるどのカタログ見たじゃろ〜」となることも度々ありました。
先日、学会のAldrich社のブースでカタログをいただこうとしましたが、品切れで夏まで待てと言われました。オンラインカタログが充実し、あまり需要がないのでしょう。
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