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DCPD: dicyclopentadiene
(http://www.nanoniele.jp/cgi-bin/nanoniele.cgi?inputsite=weblog&keyword=DCPD)
この化合物に初めて触れたのは、大学3年の学生実験だったと思います。
シクロペンタジエンと無水マレイン酸のDiels-Alder反応だったと思いますが、シクロペンジエンを得るために、DCPDを熱分解しながら蒸留する必要があり、学生実験にもその操作が組まれていました。
当時の私(達)は、学生実験室のDCPDを蒸留釜へ入れ、加熱して蒸留したわけですが、30分もかからずに蒸留は終わりました。んで、「この実験楽勝〜」とか思っていたわけです。
その後、研究室に配属され、実験にシクロペンタジエンが必要になり、DCPDから蒸留しようとしたわけです。「楽勝楽勝〜」と夕方あたりから始めたわけですが、
いくら待っても出てきませんでした
なんでなんだろとしばらく考えてたのですが…どうやら、学生実験の時に蒸留釜へ入れたのは、DCPDではなく、シクロペンタジエンだったようです。
つまり、担当の先生か、先生の研究室の学生が、予めDCPDを熱分解・蒸留してくださっていた、と。
考えてみれば、そりゃそうです。学生実験では水浴でDCPEを熱分解してましたから(ありえん)。
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